2025年6月末から育児休暇を取りました。
「育児休業給付金って、いつ振り込まれるんだろう?」と思っていたのですが、実際に振り込まれたのは11月上旬。
想像以上に遅く、「あれ、まだ入らないの?」と何度も確認してしまいました。
今回は、実際の振込タイミングと育休中にかかったお金(7〜10月)をまとめておきます。
これから育休を取る方が「どのくらい現金を用意しておくと安心か?」をイメージできる参考になれば嬉しいです。
育児休業給付金の支給は想像より遅い
まず、給付金の流れを簡単に整理します。
| 内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 育休開始 | 6月末 | 〜9月末までの3ヶ月間 |
| 会社からの振込 | 7月末 | 残業代のみ少額支給 |
| 給付金の初回支給 | 11月上旬 | 6月末〜8月末の2ヶ月分 |
| 9月分の支給 | 未振込 | 次回支給予定 |
| 妻の給付金 | 未振込 | 現在も処理待ち中 |
初回の振込まで約4ヶ月。
これは制度上よくあることで、ハローワークの処理や会社の申請タイミングによって前後するようです。
想像よりも時間がかかるため、事前の現金準備はかなり大事です。
育休中(7〜10月)にかかったお金まとめ
ここからは、我が家のケースをもとに、育休中にどんな出費があったかを整理してみます。
金額はあくまで参考としてご覧ください。
💰 毎月の生活費(夫婦2人で約40万円)
育休中も基本の生活費はいつも通り発生します。
我が家ではざっくり月40万円前後(3ヶ月で約120万円)ほどでした。
| 項目 | 月額目安 | 内容 |
|---|---|---|
| ❶ 住居(家賃・光熱費・通信費・サブスク) | 約20万円 | 生活の固定費部分。光熱費は在宅時間増でやや上昇。 |
| ❷ 食費 | 約10万円 | 惣菜や宅配、外食が増えた分、やや高め。 |
| ❸ 日用品関連(雑貨・衣服・交通費・医療費など) | 約5万円 | ベビー用・親用ともに出費が増加。 |
| ❹ 趣味・娯楽 | 約5万円 | カフェや外食、リフレッシュのための支出。 |
→ この時点で、3ヶ月で約120万円((❶+❷+❸+❹)✖️3ヶ月分)が必要になります。
ここに「育児関連の一時出費」が加わると、さらに余裕を見ておく必要があります。
🍼 育児関連で購入・出費したもの(1万円以上)
出産後にまとめて買ったもの・買い足したものを挙げると、意外と多くなります。
| 品目 | 金額(目安) | コメント |
|---|---|---|
| チャイルドシート | 約3万円 | 車移動の必需品。安全性重視で選定。 |
| 授乳クッション | 約1万円 | 授乳の負担軽減に必須。 |
| ベビーモニター | 約6万円 | 夜間の見守りに。育児効率がかなり上がる。 |
| ベビーカー | 約7万円 | 試乗して使いやすさ重視で購入。 |
| 抱っこ紐 | 約2万円 | 夫婦で使えるものを選択。 |
| 赤ちゃんの衣類 | 約5万円 | 季節の変わり目に買い足し発生。想像以上に増えた。 |
| おむつ・おしりふき等 | 約3万円 | 消耗品。毎月6,000〜1万円程度の固定費イメージ。 |
| 赤ちゃんの保湿・スキンケア用品 | 約3万円 | 肌トラブル対策で購入。継続的な出費になりがち。 |
| プレイマット | 約2万円 | 寝返り期以降の安全対策。買ってよかったアイテム。 |
| 空気清浄機(2台) | 約5万円 | 子どもの寝室用+リビング用。 |
| パネルライト | 約1万円 | 赤ちゃんが眩しそうにしていたため購入。柔らかい光に調整可能。 |
| おもちゃ | 約2万円 | 発達に合わせて少しずつ購入。 |
| お宮参り(お祝い膳含む) | 約4万円 | 記念行事。食事代込み。 |
| 記念撮影 | 東京都の育児支援制度を利用 | 自己負担ほぼなしで実施。 おすすめ! |
合計すると約45万円前後の出費になりました。
「出産準備で一通り揃えたつもり」でも、実際に生活してみると追加購入が意外と多いです。
🧾 妻の住民税支払いにも注意
意外と盲点なのが、育休中の住民税です。
住民税は「前年の所得」に基づいて決まるため、育休中で収入がゼロでも支払い義務があります。
通常は給与天引き(特別徴収)ですが、育休に入ると**普通徴収(自分で納付)**に切り替わります。
納付書が6月頃に届き、年4回に分けて支払うケースが多いです。
前年にある程度の収入があった場合は、住民税の負担もそれなりに発生します。
我が家の場合、妻の納付は**数万円単位の支払いが3回(合計十数万円ほど)**でした。
収入が途絶える中でこの支払いは意外と重く感じたので、忘れずに現金で確保しておくことをおすすめします。
💡 トータルで必要だった現金イメージ
- 生活費:約120万円(3ヶ月分)
- ベビー関連出費:約45万円
- 妻の住民税支払い:約15万円前後
→ 合計で約180万円程度の現金を用意しておくと安心感がありました。
特に夫婦ともに育休を取る場合は、給付金の支給タイミングがズレやすいです。
「どちらかがまだ振り込まれていない」状態がしばらく続くため、現金クッションの厚みが重要になります。
私の場合は、ちょうど6月末にボーナスが入ったことでなんとか凌ぐことができました。
もし時期がずれていたら、正直かなり厳しかったと思います。
収入のタイミングひとつで安心感が大きく変わると実感しました。
✍️ まとめ:お金の準備も“育休計画”の一部に
育休中は、収入が止まるタイミングと支出が増えるタイミングが重なりやすい時期。
精神的な安心のためにも、「お金の流れ」を早めに把握しておくことが大切です。
我が家も、給付金の入金が約4ヶ月後と分かっていれば、もう少し余裕を持って準備できたと思います。
これから育休を取る方は、
- 3〜4ヶ月分の生活費+α(10〜20万円)を現金で確保すること
- 住民税など“忘れがちな支出”も見越しておくこと
をおすすめします。
育休は貴重な時間。お金の不安を減らして、赤ちゃんとの時間をゆったり楽しみましょう。

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